-
Notifications
You must be signed in to change notification settings - Fork 0
Commit
This commit does not belong to any branch on this repository, and may belong to a fork outside of the repository.
- Loading branch information
Showing
1 changed file
with
46 additions
and
0 deletions.
There are no files selected for viewing
This file contains bidirectional Unicode text that may be interpreted or compiled differently than what appears below. To review, open the file in an editor that reveals hidden Unicode characters.
Learn more about bidirectional Unicode characters
Original file line number | Diff line number | Diff line change |
---|---|---|
@@ -0,0 +1,46 @@ | ||
--- | ||
title: 崩壊:スターレイル さよならピノコニー | ||
date: '2024-06-23' | ||
published: '2024-06-23' | ||
--- | ||
|
||
崩壊:スターレイル(以下スタレ) v2.3 「さよならピノコニー」が 2024-06-19 に配信された。 | ||
しばらくネタバレを避けるために意識的にSNSやYouTubeから遠ざかっていたが、配信された開拓クエスト(ストーリー)をクリアしたので胸を撫で下ろしている。 | ||
|
||
スタレは間違いなく、自分が今までプレイしたゲームの中で最高のストーリー(特にピノコニー編)で、ゲーム中に涙ぐむのも初めてだった。 | ||
それと同時に、hoyoverseらしい(個人的にそう思っているだけだが)プレイヤーへの問い掛けや課題提起、そしてメタバースへの伏線が強く感じた。 | ||
おそらくそれは9割自分の妄想なのであるが、その考えによって現実世界と仮想世界への自分の考え方を整理できたのもあるので、ここで書き殴っておくのも悪くなかろうと思い、文章をしたためているのである。 | ||
|
||
当然のようにネタバレを含むので、スタレプレイヤーでまだv2.3未プレイの方やスタレをこれからプレイする可能性がある方はここでブラウザバックすること。 | ||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
|
||
## ピノコニーのテーマ | ||
|
||
ピノコニーとは何かを[pixivから引用](https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%94%E3%83%8E%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%83%BC)から振り返っておく。 | ||
|
||
> アスデナ星系に位置する惑星で、「夢の地」「宴の星」の別名を持つ銀河随一の歓楽街。 | ||
> 元々はスターピースカンパニーが管理する監獄で、星核の出現に端を発した騒動の末、「ファミリー」によって娯楽都市として開発された経緯を持つ。 | ||
> 現実のピノコニーは巨大な高級ホテル「レバリー」があるのみだが、客室に設置された「ドリームプール」という設備を使用することで「共感覚夢境」と呼ばれる現象が起こり、12個の夢境で構成された様々な夢の世界を体感できる。 | ||
> 夢境での出来事はあくまで夢であり、たとえ外的要因によって夢境内で死ぬことになっても、夢境から追い出され現実にあるホテルの自室で目を覚ますだけである。 | ||
> 名前の由来は「penal(刑罰)」と「colony(植民地)」で、元々は監獄だったことを示している。 | ||
ここで、ドリームプールは明らかにフルダイブVRのメタファーであり、夢境もメタバースを暗示している。 | ||
そして、それと対比する形で、現実世界は監獄、刑罰、植民地などのネガティブな要素で埋め尽くされている。 | ||
|
||
夢境の中はまさに「宴の星」に相応しく、レトロフューチャーな世界観の中で、特に黄金の刻は絢爛豪華と表現するに相応しい。 | ||
ゆえに、作中でも夢境に止まり続けたいと考える人がいたり、現実世界とのギャップに悩んだり、現実世界から夢境に逃避してきたりする人もいる。 | ||
|
||
これはそのまま、我々の世界でのメタバースにも当てはまる。 | ||
|
||
メタバースでは現実の物理法則をはじめとする様々な制約から解放されるが、現実世界の束縛から完全に解き放たれるわけではない。 | ||
メタバースは、制約から解き放たれた人類の創造性を解放する場であることが好ましく、単に制約からの逃避先として扱うのであれば単にコンテンツとして消費されるだけの存在になってしまう。 | ||
|
||
現実世界からの逃避先 = 現実世界の代替手段、と捉えられるが、メタバースを代替手段にしたところで先述のように現実世界の束縛から完全に解き放たれるわけではないため、現実と仮想空間内のギャップに苦しみ続けることになる。これは、真にその人の幸せにつながる |